【奥会津・柳津温泉】まるで海水!? 等張性の激レア温泉を温泉ソムリエが徹底分析

 福島県・奥会津にある柳津温泉。

一見すると、静かな山間の温泉地ですが、
実際に温泉へ入ってみると驚かされます。

まるで海水のようにしょっぱいです。

実はこの温泉、
約1000万年前の海水が地中に閉じ込められてできた「化石海水型温泉」。

さらに、人の体液に近い浸透圧を持つ“等張性温泉”という、とても珍しい特徴を持っています。

今回は温泉ソムリエ視点で、
柳津温泉の泉質、地質、そして実際の入浴感まで詳しくご紹介します。

柳津温泉とは

只見川と圓藏寺が織りなす奥会津の絶景温泉地

福満虚空蔵菩薩 圓藏寺

柳津温泉は、福島県西部の奥会津に位置する温泉地。
只見川沿いに広がる美しい景観と、
圓藏寺を中心とした歴史ある街並みが魅力です。
柳津は赤べこ伝説発祥の地


柳津温泉の泉質|海水のようにしょっぱい理由とは?

泉質は「ナトリウム-塩化物温泉」





温泉分析書
泉質は、pH7.3ナトリウム-塩化物温泉
塩化物泉は、体に取り込んだ熱を逃がしにくい、非常に保温力の高い温泉。
また、この温泉には、カルシウムも豊富に含まれているため、
肌を引き締め、傷の回復を助ける特徴もあります。

実際に入ってみると本当に海水のようにしょっぱく、濃厚です。


等張性温泉とは? 柳津温泉が“激レア温泉”と呼ばれる理由
柳津温泉は、日本でも珍しい「等張性温泉」に分類される
等張性温泉とは、溶存物質量(温泉成分の総量)が8,000mg/kg~10,000mg/kg未満の温泉。
人の体液と等しい浸透圧を持ち、体の水分バランスが崩れにくい性質のため、湯あたりしにくく、長湯でゆっくりと温泉を楽しむことができます。
しかしながら、
日本の温泉は溶存物質8,000mg未満の低張性がほとんどで、次いで10,000mgを超える高張性温泉(有馬、草津、松之山など)が続きます。
そしてなんと!
この柳津温泉の溶存物質は、8,521mg/kg。
まさに、なかなかめぐり合えない激レアな温泉
それがこの奥会津にひっそりと眠っているんです!
濃厚な温泉なのに、
不思議と長く入っていられる。
これが、等張性温泉の大きな魅力です。

なぜ山奥に海水の温泉が湧くのか
化石海水と1000万年前の海
約1000万年前の日本列島(イメージ)
カイギュウ
会津盆地は約1000万年前は浅瀬の海であったと考えられています。
その後、数百万年に渡る地殻変動により、海水が地中に閉じ込められました。
その証拠に、この辺りではカイギュウという海の哺乳類やクジラの化石も見つかっています。
今は静かな田園地帯に見える会津盆地の地下には、ミネラル豊富な太古の海水が眠っているんです。

このような化石海水型温泉は非常に珍しく、
日本三大薬湯の一つ「松之山温泉」も、同じタイプの温泉として知られています。

松之山温泉の記事はこちら↓
https://trawin.blogspot.com/2026/02/16000mgkg-1000mgkg16-h7.html

瀞流の宿 かわち 宿泊記
―絶景と料理で完成する柳津温泉体験―
今回宿泊したのは、只見川のほとりに佇む一軒宿、瀞流の宿 かわち。
柳津の絶景と濃厚な柳津温泉の源泉をかけ流しで楽しめる宿です。
瀞流の宿 かわち

スタイリッシュな館内
館内は、奥会津の宿らしい落ち着いた雰囲気。
しかし同時に、モダンで洗練された空間も印象的です。
宿からの景色
今回宿泊したお部屋は、客室風呂の付いた和洋室。
正直、奥会津の温泉宿というイメージから、
ここまで洗練された客室は想像していませんでした。
期待を超えるラグジュアリーな客室

景色を楽しみながら、挽きたてのコーヒーも楽しめます。
豪雪地帯奥会津にはぜひ欲しい、
床暖房も完備。
大きな窓の向こうには、
只見川と柳津のシンボルである赤い橋。
まるで、奥会津の絶景を独り占めしているような空間です。


まるでシティホテルのような洗面室
このお部屋にはヒノキの香り溢れる内風呂も完備。
※客室風呂は温泉ではありません。

さらに、
折戸窓を開けると、
只見川から吹き抜ける風が心地よい半露天空間に。
ヒノキの香りに包まれながら、
只見川の絶景を眺めて過ごす時間は格別でした。
夕食は、
会津の山の幸と郷土料理をふんだんに取り入れた贅沢な会席料理。

●◎かわち 肉の陣◎● 選べるご当地メイン肉「ラムしゃぶ」「牛しゃぶ」「桜しゃぶ」


奮発して、幻の名酒 飛露喜を注文してしまいました。
福島和牛のしゃぶしゃぶ
そして、会津と言えば馬刺し。
かわちさんは、スーパーマーケットも展開しているグループの旅館ですので、
お肉が新鮮です。
会津名産、巨大アスパラの天ぷら
こちらはビーフシチュー
柳津もち豚のソテー
ご飯はなんと、
目の前で焚く筍ご飯です。

会津の郷土料理こづゆ
新鮮な会津の食材をふんだんに使用しているだけでなく、
ボリュームも凄かったです。

食後は、かわちさんのシャトルバスで夜桜見学。
なんというおもてなし!


朝食もなかなかのこだわりです。
こちらは、お隣の栃木県産「あさ月糸」という高級麦入り納豆。
えごま油を加えると栄養が増すらしいです。


静かな奥会津の山間に湧く、柳津温泉。

一見すると素朴な温泉地ですが、
その地下には、約1000万年前の海水が眠っていました。

人の体液に近い浸透圧を持つ“等張性温泉”。
そして、豊富な塩分とミネラルを含む化石海水型温泉。

実際に入浴してみると、
濃厚な泉質でありながら、
不思議とやさしく包み込まれるような感覚がありました。

さらに、
只見川を望む絶景、
会津の郷土料理、
そして静かに流れる時間。

瀞流の宿 かわちは、
そんな柳津温泉の魅力を、
ゆっくりと深く味わえる宿でした。

温泉の泉質を重視したい方はもちろん、
静かな景色の中で心から癒されたい方にも、
ぜひ一度訪れていただきたい温泉地です。

なお、今回宿泊した「瀞流の宿 かわち」は、
平日でも多くの宿泊客で賑わっていました。

空室状況や最新の宿泊料金は、
下記リンクよりご確認いただけます。

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🎥柳津温泉のYouTube動画はこちら↓

1000万年前の海水が湧き出る!? 柳津温泉の謎を完全解明 | Aizu Yanaizu Onsen


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絶対外さない会津の温泉旅館3選

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